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都市伝説の正体
Toshidensetu no Syotai,2009
作:宇佐和通
Written by Watsu Usa
祥伝社(祥伝社新書)/本体800円+税
ノンフィクション総252ページ/本文組41w×15L
単行本初版:−
新書初版:2009年4月30日(書き下ろし)
世界各国で語り継がれる都市伝説の入門に最適な新書
25年に渡って都市伝説を採集しているハワイ在住の日本人著者が、よく耳にするエピソードを紹介しつつ、噂の出所、本来の意味、派生した話などを紹介。
とくに派生した話を読んでいくと、それぞれの国の生活や慣習、または時代に合わせて都市伝説も変化を遂げていることがよくわかります。また、日本で生まれ、世界へ伝播した都市伝説が意外とたくさんあることも初めて知りました。
都市伝説エピソード本は無数にありますが、その源流にまで踏み込んだものはなかなかありません。その意味でもたいへん興味深い本です。
本書に関するマメ情報
・p6のまえがきにおいて著者はディバンカー(debunker。真偽を見極める人、みたいな意味)の立場を表明しています。その一方で「(都市伝説を面白くリスト化する)アプローチも嫌いではない」とも述べています。
・下記掲載画像は、Google画像検索で見つけたものです。都市伝説系の画像やエピソード解説については、国内外に無数のサイトがあります。とりあえずAbout.com-Urban Legendsあたりを当たってみるとよいです。
本書収録作品一覧(◎はお気に入り作品)
| 都市伝説名 | 内容 |
|---|---|
| 口絵 メールで流れるビジュアル都市伝説 |
|
| 曇り空に現れた神の手 | ![]() |
| NASAが宇宙で撮影した神の目 | ![]() |
| 北極で撮影された奇跡の太陽と月のコラボ | ![]() |
| アメリカ大停電の夜 | ![]() |
| 軍事訓練での危機一髪 | ![]() |
| ダイバーに忍び寄る巨大鮫 | ![]() |
| 高層ビル群を呑み込む大津波 | ![]() |
| テキサスの巨大竜巻 | ![]() |
| 9.11事件現場の直前写真 | ![]() |
| 旅客機空中衝突の瞬間 | ![]() |
| スパイ衛生が撮影したスペースシャトル「コロンビア」の爆発写真 | ![]() |
| アラビアで発掘された聖書の巨人 | ![]() |
| イギリスで見つかった妖精のミイラ | ![]() |
| 馬と同じ大きさの世界最大犬 | ![]() |
| 2メートル20センチの世界最大女性 | ![]() |
| 第1章 トラディショナル都市伝説 |
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| 死体洗いバイト | 高額時給バイトの代表的な都市伝説。派生バージョンとして「バキュームカーのタンク掃除」もある。 発祥地:日本 |
| 遊園地の人さらい | 遊園地で誘拐寸前の我が子を助ける両親の話。 発祥地:アメリカ |
| 耳たぶから出る白い糸 | ピアスの穴の白い糸を引っぱると失明する。日本から海外へ広まった都市伝説。ピアス穴から白い糸状のものが出るのは事実だが、正体は脂肪なので抜き取っても失明することはない。そもそも視神経が耳たぶに通じているわけがない。 発祥地:日本 |
| 消えた花嫁 | ハネムーンの観光地ブティックで新婦が行方不明になり、数年後田舎町の売春窟で発見される。 発祥地:フランス |
| 日焼けマシン | 日焼けサロンをはしごした若い女性。体調不良で医者にかかると「たいへんです。内臓が生焼けですよ」 発祥地:アメリカ |
| 第2章 乗り物に関する都市伝説 |
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| 安すぎる中古車 | 助手席に染みのある格安中古車を買った学生に老女が近づいてきて「息子の恋人が事故死した血の染みだ」 発祥地:アメリカ |
| 死のカーナビ | カーナビの誘導通りに運転していると目の前に崖。急停止するとカーナビから「あと少しだったのに!」 発祥地:日本 |
| フロントグリルの死体 | 泥酔した男が真夜中に帰宅。翌朝車を見るとフロントグリルに10歳くらいの女の子がめりこんでいた。 発祥地:アメリカ |
| 第3章 子どもに関する都市伝説 |
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| 幼女レイプ事件 | 有名ショッピングセンターのトイレで誘拐寸前の子どもを発見。アメリカでは「サムズ・クラブでの事件」という有名な都市伝説。 発祥地:アメリカ |
| 赤ちゃんを使って麻薬密輸 | 飛行機でグッタリとした赤ちゃん。不審に思って調べると体内から麻薬が出てくる。 発祥地:アメリカ |
| 来なかったベビーシッター | ベビーシッターが来なかったばかりに死んだ赤ちゃん。日本では「黒いキューピー人形」という都市伝説で広まった。 発祥地:アメリカ |
| ピザのコマーシャルに出ませんか? | ピザのCM撮影にかこつけて子どもを誘拐しようとする手口。 発祥地:アメリカ |
| 第4章 ホラーな都市伝説 |
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| 家の中にいるんです | ベビーシッターが受けた脅迫電話。警察が逆探知すると「すぐに逃げろ。電話は家の中からかかっている」 発祥地:アメリカ |
| 下男 | 帰宅したばかりの姉が妹の手を引いて無理矢理コンビニへ連れ出す。「ベッドの下に包丁を持った男が見えたの」 発祥地:日本 |
| バックシートの殺人者 | 男の車が追いかけてくる。怖くなって車を降りた女に男がいう。「あなたの車のバックシートにナイフを持つ男が隠れるのを見たんだ」 発祥地:アメリカ |
| エイズメアリー | 見知らぬ美女と一夜を過ごした男。翌朝ホテルの鏡にルージュの伝言で「エイズの世界へようこそ」。被害者が女性の「エイズハリー」も。 発祥地:アメリカ |
| 消えるヒッチハイカー | ヒッチハイクの若い女性を乗せて目的地へ着くと消えている。日本のタクシー怪談(シートがびしょ濡れで…)とそっくりだ。 発祥地:アメリカ |
| 電気をつけなくてよかった | 飲み会の後、忘れ物を取りに部屋に戻る学生。翌日部屋の主が殺されており、犯人の手書きメモには「電気をつけなくてよかったな」 発祥地:アメリカ |
| ヒッピーベビーシッター | マリファナでハイになったベビーシッター。帰宅した両親はオーブンに入れられていた我が子を見つける。 発祥地:アメリカ |
| 見るなー | 電車に飛び込んで自殺した女性。バラバラになった生首がギロリと目をむいて「見るな!」 発祥地:日本 |
| ボーイフレンドの死 | 凶悪犯が逃亡した夜のこと。山道で車が故障し、彼氏が助けを求めに出かける。車内で待つ女性の耳にコツコツと車を叩く音が聞こえて…。 発祥地:アメリカ |
| 第5章 動物に関する都市伝説 |
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| 下水道のワニ | トイレから流されたペット用ワニが巨大化して下水道に棲みついており、夜な夜な路上生活者を襲っている。 発祥地:アメリカ |
| ペットをレンジでチンしたおばあさん | 独り暮らしのおばあさんが濡れた猫を乾かすために電子レンジへ入れると、猫が爆発する。「マイクロウェーブド・ペット」という1970年頃から存在する都市伝説。 発祥地:アメリカ |
| ビーハイブス | ビーハイブスの女の子が死亡。調べてみると髪の中に蜘蛛が棲みつき、頭皮を食い破っていた。ビーハイブス画像(Google検索結果) 発祥地:アメリカ |
| 第6章 食に関する都市伝説 |
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| ビーフボウルの原料 | 牛丼の原料はリリカンという食用ネズミ、という都市伝説。リリカンという名前の動物は存在しない。 発祥地:日本 |
| ミミズバーガー | 大手ハンバーガー店の肉からミミズが出てきた。「内密にしてください」と店長から口止め料1万円を渡された。 発祥地:不明(世界各地) |
| 爆発キャンディーとメントスガイザー | ポップロックス(弾けるキャンディ)6袋とコーラ6缶を連続して採った子どもの胃が爆発した。最近の主流は「メントス」バージョン。 発祥地:アメリカ |
| コークロア | コーラの原液タンクに落ちた作業員がそのまま溶けてしまった。コーラを題材にした都市伝説はたいへん多いようです。ちなみにサンタクロースの赤い衣装はコカコーラが発案した、という都市伝説も真っ赤なウソです。 発祥地:アメリカ |
| 第7章 事件・事故に関する都市伝説 |
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| 親切な外国人 | アラブ系の男性に親切をした女性が言われたこと。「あなたはいい人です。今から一週間地下鉄には乗らないでください」 発祥地:アメリカ |
| 実は犯人でした | 助けを求めてきた少女が追いかけてきた父親らしき男と共に去っていく。後日誘拐事件のニュースを見たら…。 発祥地:アメリカ |
| 肝臓ドロボー | 女性と一夜を共にした男性が重体で発見される。調べてみると腎臓が抜かれていた。どうやら臓器売買組織にやられたらしい。 発祥地:アメリカ |
| ベッドの下の死体 | ラスベガスのホテルで異臭騒ぎ。従業員が調べるとベッドの下から腐乱死体が発見される。支配人から「どうぞご内密」と人気マジックショーの10年パスポートを渡された。 発祥地:アメリカ |
| 第8章 ネット上の都市伝説 |
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| ダルマ村 | 中国の山奥へ旅行に出かけた大学生。「達者」と書かれた看板の店には四肢を切断された男がいた。「助けてくれ、オレはA大学の○○だ」 発祥地:日本 |
| 車の中のペットボトルを忘れるな | 車の中に置きっぱなしだったペットボトルの水を飲んだ女性が乳がんになった。熱せられたペットボトルからは有毒物質をにじみ出てくるのだ。実際のところ、発がんの危険性はない。 発祥地:アメリカ |
| A&Fの太っ腹プレゼント | アバクロンビー&フィッチの創設者からメールで「5人に転送すれば25ドル分の商品券を差し上げます」。GAP、ナイキ、アップル、ソニーなど、さまざまな大企業バージョンがある典型的チェーンメール。 |
| ストリートギャングの度胸試し その他 | 組織に入る儀式としてタクシー強盗を強要される。ポストに投函される試供品のシャンプー、香水には毒薬が混入されているなど。 発祥地:アメリカ |
























