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『FLY』単行本表紙

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『FLY』単行本帯-表面(初版バージョン)

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『FLY』単行本帯-裏面(初版バージョン)

『FLY』単行本帯-裏面(初版バージョン)

『FLY』文庫本表紙

『FLY』文庫本表紙

FLY

FLY,2006

作:窪依 凛

Written by Rin Kuboi

長編

文芸社/本体1,000円+税

単行本初版:2003年10月15日/総304ページ(47w×16L)

新書本初版:−

文庫本初版:2008年6月28日

残忍な生霊に魅入られた男が味わう絶望と恐怖
ストーカー風味を織り交ぜたゴーストホラー

 新人タレントの及川勇斗は、オーディションに落選続きで意気消沈していた。そんな彼の心を支えているのが、FLYを名乗る女性のファンレターだった。
 FLYから贈られてきたムーンストーンを身につけた勇斗は、滝沢未来という美少女の夢を見る。これぞ愛すべき女性。その日から未来以外のことが考えられなくなった勇斗は、渋谷の雑踏の中で未来と運命の出会いを果たす。
「ずっとずっと、勇斗の側にいてもいい?」「あぁ、側にいてくれ」
 同棲を始めてまもなく、CMやドラマの仕事が決まり、一躍売れっ子タレントとして頭角を現していく勇斗。その反面、嫉妬深い未来の異常な行動の数々を目の当たりにし、心が離れていくことを感じる。
 そんなとき、勇斗の周囲の人々が、次々と奇っ怪な死を遂げていく。
 未来の仕業だと直感する勇斗に担当刑事がいう。犯行は不可能だ。その女性は昏睡状態で入院中なのだ。絶望的な恐怖の第二幕が上がろうとしていた…。

 描写がつたない割りには、性急に事を運ぶので落ち着きがない。感嘆符の乱用も気になる。若年層に向けた、読みやすさ重視の作品だろうから、このあたりに目くじら立てても意味がないのはわかっている。
 まいっちゃうのは、作者の不勉強さが丸見えになってること。刑事が1人で訪ねてきて「いまの警察は親切じゃない。あなたの言ったことは個人的に調べてみますわ」とか言い出す。邪推を承知で言わせてもらえば「TVドラマを教科書にしちゃいました」という印象を受ける。ストーカーで嫉妬深い生霊のヒロインも、結局は貞子と似たり寄ったり。もういいでしょ。

【サイト登録日】2009年5月16日 【ジャンル】監禁・誘拐・拷問

▽メモ1滝沢未来の人形とその狙い

名前はディディーナ。眼にはムーンストーンをはめ込まれている。及川勇斗と自分の魂を人形に封じ込め、永遠に暮らすことをもくろむ。

窪依凛 窪依 凛