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『ナース』文庫本表紙

『ナース』文庫本表紙

ナース

Nurse,2006

作:山田正紀

Written by Masaki Yamada

長編

ハルキ・ホラー文庫(角川春樹事務所)/本体571円+税

単行本初版:−

新書本初版:−

文庫本初版:2000年8月28日/総227ページ(40w×17L)

旅客機墜落現場に出現した異界の化け物
献身と勇気を胸秘めた7人のナースが立ち向かう

 K市山中にジャンボ旅客機が墜落。ただでさえ凄惨な事故現場に奇っ怪な現象が起こる。黒こげになった死体が、バラバラにちぎれた手が、脚が、首が、生きているがごとく動き回り、襲いかかってきたのだ。
 自衛隊や警察が我先にと逃げ出す中、異常な現場に踏みとどまり、敢然と職務をまっとうする7人の女がいた。K市日赤病院に勤務するナース。婦長の名を借りて「丸山班」と呼ばれる彼女たちは、抜きんでた看護技術を持ち、度胸と責任感でもって現場の混乱を収めようとしていた。
 そんな彼女たちの前に出現した3つの頭を持つ化け物<ルシファー>は、乗客の幼い女の子の死体に執着する。
「その子の死体を引き渡せ、我々が帰還するためには絶対に必要なのだ…」
 人の生命をもてあそび、尊厳を踏みにじった化け物どもに敢然と挑む史上最強のナースたち。人類の命運をも賭けた戦いの火ぶたが切られた。

 日本SF小説界に大きな足跡を残してきた作家だという。ホラー読みにはどーでもよいことだけど、若干の先入観が残ってしまったかもしれない。さぞやスゴイホラーを書いたに違いない、という感じ。
 キングの『霧』とか、クトゥルーの世界観あたりから着想したと思われる作品だけど、一言で表すと「くどい」。同じことを繰り返し述べ「ページ数を稼いでます?」と邪推したくなる。登場人物の没個性ぶりも悲しい。
 ドロドロ腐乱描写、歌舞伎のごとく大見得を切る魔物、勇猛果敢なナースたち、とコミック風味の楽しみはある。1年後には全部忘れちゃうだろうけど。

【サイト登録日】2009年5月31日 【ジャンル】モンスター・化け物・看護士・看護婦・異次元

▽メモ1文庫書き下ろし

▽メモ2丸山班のナースたち(年齢順)

(1)丸山晴美(40半ば)婦長歴15年のベテラン。肥満体ながら温厚な人柄で人望も篤い。

(2)安田美沙子(34歳)身長180cmにコンプレックスに持つ繊細な女性。4人の子持ち。

(3)水島理恵(30前半)主人公。主任として丸山班を引っ張るプロ意識の塊。ぶっきらぼうだが冷静かつ大胆。

(4)遠藤志保(28歳)ナース職に向いていないことを自覚している。今回の事件では現実逃避して殻に篭もってしまう。

(5)森村智世(26歳)元ヤンキー。マナーが悪く病院を転々とした経歴を持つが、極めて有能なナース。

(6)斉藤益美(25歳)理恵を「軍曹」と呼ぶ凄腕ナース。彼女の右腕を自認するが、寡黙でユーモアセンスに欠ける。

(7)山瀬愛子(19歳)看護学校を卒業したばかりの准看護婦。異常事態にあっても必死に対応する。