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『1303号室』単行本表紙

『1303号室』単行本表紙

『1303号室』単行本帯-表面(初版)

『1303号室』単行本帯-表面(初版)

『1303号室』単行本帯-裏面(初版)

『1303号室』単行本帯-裏面(初版)

1303号室

Room 1303,2005

作:大石圭

Written by Kei Ohishi

長編

河出書房新社/本体1,241円+税

単行本初版:2005年8月20日/総280ページ(42w×19L)

新書本初版:−

文庫本初版:2007年10月20日

入居者が必ず投身自殺する1303号室
世のすべてを憎悪する怨霊の恐怖

 湘南の海を一望するxxマンションには、入居者が数日以内に投身自殺を遂げる部屋がある。1303号室。首つり自殺した母親の死体と半年以上に渡って暮らし、ついには世を呪い、すべての人々に不幸あれ、と願って飛び降りた杉内幸世(ユキヨ)の怨霊の仕業だった…。
 川原ユカ…横浜の貿易会社に勤務するOLのユカは、2歳年上の恋人が住む湘南のマンション、1303号室に引っ越してくる。しかし、息が詰まるほどの腐臭が漂い、人の気配を感じるのだが、恋人は信じてくれず…。
 緑川沙弥香…賃料が格安だった1303号室に引っ越してきた同棲カップルの沙弥香と健一郎。腐臭や人の気配を感じ、ガス栓の開放であやうく命を落とすところだった2人。やがて沙弥香の前に「それ」が出現して…
 緑川真利子…自殺した妹の遺品整理に訪れた真利子。1303号室で投身自殺が続いていることを不審に思い、調べてみるのだが…。

 著者初のオカルトホラー(『呪怨』シリーズはノベライズ扱い)。あとがき(p279)にて「現時点での僕が考えうる恐怖の集大成」と述べているけど、怖さはあまり感じられず、力づくで突き落とす怨霊のパワフルさに苦笑い。
 怨霊と化す女性が孤独で、念動力を持ち、ヒステリックな母親に縛られている。要するに大石版『キャリー』ってのが、本作の正体かな。
 怨霊出現の予兆となる腐臭、墜落した女性たちの描写がほぼ繰り返しで(既視感の表現かもしれないけど)、飽きてしまう。ちなみに幸世の容姿は地味と描かれているが、映画版では初音映莉子が好演していた。可愛いなぁ。

【サイト登録日】2009年9月27日 【ジャンル】ゴースト 怨霊 マンション 自殺

▽メモ11303号室で死んだ人々(死亡順)

(1)杉内冴子(53)。幸世の母。未亡人。部屋で首つり自殺。

(2)新藤勝則(70)。マンション管理人。幸世が花瓶で殴って殺害。死体をベランダから突き落とす。

(3)杉内幸世(29)。投身自殺。

(4)遠藤みちる(28)。引っ越し3日目で投身自殺。名前のみ登場。

(5)益田早苗(27)。引っ越し4日目で投身自殺。名前のみ。

(6)川原ユカ(25)。引っ越し3日目で投身自殺。第1章で登場。

(7)サマンサ。沙弥香が友達から預かっているチワワ犬。何者かに投げ落とされる。

(8)緑川沙弥香(24)。引っ越し4日目で投身自殺。第2章で登場。

(9)緑川真利子(29)。妹の遺品整理中に投身自殺。第3章で登場。