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『ノロイ』文庫本表紙(初版)

『ノロイ』文庫本表紙(初版)

『ノロイ』文庫帯-表(初版)

『ノロイ』文庫帯-表(初版)

ノロイ 小林雅文の取材ノート

Noroi Kobayashi Masafumi no Syuzai Note,2005

作:林 巧

Written by Takumi Hayashi

長編

角川書店/本体514円+税

単行本初版:−

新書本初版:−

文庫本初版:2005年7月10日/総211ページ(40w×17L)

禍具魂<かぐたば>の呪いに侵された人々の恐怖
モッキュメンタリーホラー映画ノヴェライズ

 映像作品を多数手がける怪奇実話作家の小林雅文宅が全焼した。焼け跡から妻の焼死体が発見されたものの、当の本人の姿は見当たらず、いまもって行方は知られていない。
 彼が遺したとされる取材ノートに記されたのは、太古の呪われた存在<禍具魂>。呪術師が怨敵を殺すべく作り出したモノであり、それは手に余る代物だったために地深く封じ込めてしまったという言い伝えが残されている。
 1978年のこと。禍具魂を鎮める<鬼祭>を執り行ってきた長野の寒村は、ダム建造のために立ち退きを控え、この地で最後の<鬼祭>を執り行う。鬼神社の神官の娘が巫女として儀式に参加したが、そのときに禍具魂を現世に解き放ってしまったらしい。やがて、禍具魂に関わった人々が不可解な死を遂げていく。
 一連の取材から自身に危険が迫っていることを察した小林雅文は、関係者たちとともに禍具魂の呪いから脱する方法を模索するのだが…。

 リリース日にレンタルした『ノロイ』を観て、旧作になるまで待てばよかった、と後悔した。数年に1回出会えるかどうかのレベル。
 モッキュメンタリー特有の、投げっぱなしの作風は嫌いじゃないし、薄気味の悪いチープな映像もなかなか。それでも全体としては退屈この上ない映画。
 なぜだろう、という疑問を解消するために苦手なノヴェライズ本を購入→積読→6年経過した今日、なんとなく手にとって1時間半ほどで読み終えた。
 あー、なるほど。要するに恐怖を語る上で電波な人々の無気味さに軸足を置き、かぐたばの呪いを添え物として扱っているせいなのね。

【サイト登録日】2011年5月23日 【ジャンル】呪い 呪物 霊体ミミズ

▽メモ1ノロイ Yahoo!映画(劇場公開:2005年8月20日)

▽メモ2ノヴェライズ版は入れ子構成

"ぼく"という人物(著者の林巧のことか)が、友人から預かった「小林雅文の取材ノート」を公開する、という入れ子構成になっています。

▽メモ3禍具魂<かぐたば>(p154〜p155)

 禍を起こす道具のような性質を持った魂。仇敵を討ち滅ぼすために呪術師が作り出す。制御が難しく、あちこちで災いを振りまくので、呪術師が下陰(長野県の寒村)に封印した。子孫たちは禍具魂を鬼になぞらえて、毎年「鬼祭」という鎮魂祭を行っていた。

▽メモ3その姿はミミズ?(P89〜)

 掘光男という霊能力者が禍具魂を「霊体ミミズ」と呼んで恐れている。