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『アンデッド 拷問教室』文庫本表紙(初版)

『アンデッド 拷問教室』文庫本表紙(初版)

『アンデッド 拷問教室』文庫帯-表面(初版)

『アンデッド 拷問教室』文庫帯-表面(初版)

アンデッド 拷問教室

Undead Gomon Kyoshitsu,2011

作:福澤徹三

Written by Tetsuzo Fukuzawa

長編

角川書店(角川ホラー文庫)/本体514円+税

単行本初版:−

新書本初版:−

文庫本初版:2011年3月25日/総199ページ(38w×16L)

不死者<アンデッド>は玄田だけではなかった!
壮絶な拷問描写も生々しい学園ホラー最終巻

 サイコパス兄妹による連続殺人事件から半年が経った。
 3年に進級した神山美咲は数々の事件に関わったことで、何事にも意欲を失いつつあることを自覚していた。憎しみのない社会は実現されるのだろうか…。
 美咲の無気力さから文芸部の活動はほとんど停滞していたが、臨時の国語教師として赴任した西黒正が顧問になることを名乗り出る。弁舌が立ち、愛嬌たっぷりの西黒と打ち解けていく里奈、翔太、隼人だが、美咲はなぜか釈然としない。
 ゴールデンウィーク初日。文芸部員の4人は伊美山にある西黒の別荘へ合宿にやってくるが、隼人と里奈が忽然と姿を消す。美咲と翔太は探しに行こうとするが、別荘の玄関は施錠されており、外に出られないのだった。
 その頃、隼人と里奈は壮絶な拷問に遭っていた。いったい誰が、何の目的で…。
 西黒の背後で糸を引く人物が明らかになったとき、美咲と翔太にも死が迫っていた。活路を見いだすべく幽体離脱で未来の時間軸へ向かった美咲の運命は!

 前作『アンデッド 憑霊教室』の感想で、若者の自立がテーマと書いたけれど、間違っていたかも。本シリーズのテーマは暴力の是非なのかもしれない。社会の暗黙として良い暴力と悪い暴力が存在しうる。友人を守るための暴力は善か? 虐げられた者の復讐の暴力は悪か? この矛盾の肯定と否定は個人に何をもたらすのだろうか。著者はそんな問いかけをしているような気もする。
 実は途中で2回ほど本を閉じてしまった。人差し指の肉をそぎ落とすシーンと、虫風呂に入れられるシーンだ。ホラー小説サイトを運営しててなんだけど、トーチャー系と虫系は小説、映画を問わずに苦手。

【サイト登録日】2011年11月6日 【ジャンル】学園 学校 高校生 オカルト 悪霊 拷問