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『ゴメンナサイ』文庫表紙(初版)

『ゴメンナサイ』文庫表紙(初版)

ゴメンナサイ

I'm Sorry,2009

作:日高由香

Written by Yuka Hidaka

長編

双葉社(双葉文庫)/本体619円+税

単行本初版:2009年11月xx日

新書本初版:−

文庫本初版:2011年7月17日/総315ページ(40w×16L)

読んだ者を死に至らしめる呪いの小説
呪いの小説に関わってしまった4人の女性の顛末

[日高由香の告白]…同級生の黒羽比那子が生み出した呪いの小説。それを読んだ同級生や教師たちが次々と死んでいき、日高由香にも死が近づいていた。彼女は自分の死を遅らせるべく、ある方法を実行するのだが…。
[黒羽比那子の日記]…頭脳明晰ながらも醜い容姿が災いして家族からも疎まれる黒羽比那子。しかも肉体はガンに蝕まれ、余命いくばくもなかった。比那子は我が身の不幸を憎悪に変えて、人間を呪い殺す小説の執筆に取り組ませる。最初の読者に選んだのは、憎むべき実の妹だった。
[葉山雪子の懺悔]…愛する夫との間に一男一女をもうけ、幸せな家庭を築いた専業主婦の雪子だが、オカルト好きな女子校生の長女陽菜が黒羽比那子の呪いの小説を読んだことから一家に悲運が訪れる。
[浦野祐子の手紙]…中学生の妹が呪いの小説を読んで心身を壊す。姉で高校生のわたしは、強い霊感を持つ同級生の神代とともに黒羽比那子の呪いを解く方法を探求する。ついに呪いを打破する文章の作成に成功したのだが…。

 大手書店にて3列も平積み(昨今のホラー小説では破格の扱い!)されており、その勢いに気圧されるように買ってしまった。
 本作がお見事なのは、呪いの作用をきちんと説明している点にある。大ベストセラーのホラー小説『リング(1991)』を読んだとき、呪いのビデオの作用には大爆笑したものだけど、本作の呪い(呼吸を過剰に意識させる)にはリアルな怖さと陰湿さが感じられた。
 また、ハッピーエンドへと進んでいたはずの物語が、ちょっとしたきっかけで憎悪のループに陥る、という構成もよい。

【サイト登録日】2012年10月8日 【ジャンル】呪い 女子校生 ネット ケータイ

▽メモ1第1章を無料で読む

ゴメンナサイ[魔法のiらんど]』にて、第1章『日高由香の告白』を丸ごと読むことができます(会員登録不要)。
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▽メモ2実写映画化

 2011年公開済み。映画『ゴメンナサイ』予告編 - YouTube