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『紗央里ちゃんの家』文庫表紙

『紗央里ちゃんの家』文庫表紙

『紗央里ちゃんの家』文庫帯

『紗央里ちゃんの家』文庫帯(初版バージョン)

『紗央里ちゃんの家』単行本表紙

『紗央里ちゃんの家』単行本表紙

『紗央里ちゃんの家』単行本帯-表面(初版バージョン)

『紗央里ちゃんの家』単行本帯-表面(初版バージョン)

『紗央里ちゃんの家』単行本帯-裏面(初版バージョン)

『紗央里ちゃんの家』単行本帯-裏面(初版バージョン)

紗央里ちゃんの家

Saori Chan No Ie,2006

作:矢部嵩

Written by Takashi Yabe

長編

角川書店(角川ホラー文庫)/本体438円+税

単行本初版:2006年10月30日

新書本初版:−

文庫本初版:2008年9月25日/総160ページ(40w×18L)

洗濯機の下に転がっていた1本の指
腐臭漂う叔母さんの家にはどんな秘密が…

 お父さん、お母さん、お姉ちゃんとぼくは、毎年夏になると叔母さんの家へ泊まりがけで遊びにいく。おばあちゃんとは、そのときしか会えないけど、ぼくに優しくしてくれた。大好きなおばあちゃんだけど、風邪で急に死んじゃったらしい。
 今年も叔母さんの家にやってきた僕とお父さん。受験生のお姉ちゃんとお母さんはお留守番だ。
 車で到着した僕とお父さんを叔母さんが出迎えてくれた。全身血塗れだった。魚をさばいていたというが、これほどの血が出るものだろうか。おまけに叔母さんの娘、紗央里ちゃんも家出して行方不明だという。
 叔父さんとお風呂に入った僕は、のぼせかけて一足先に上がった。洗濯機の下に何かが落ちている。切断された1本の指だった。僕は隠し持つことにした。
 この指はおばあちゃんだろうか、それとも紗央里ちゃんか。指があるならば、他の部分はどこにあるのだろう。僕はこっそりと家の中を探し始めた…。

 たくさんのホラー小説を読んできたけれど、ワースト10に入る。拍手。
「狂気を感じた」とか、「不条理な話」という意見もあるようだけど、さっぱり共感できない。気味の悪い人間を、変な感性を、妙な挙動を描ければ、ほら異常でしょ、って作者も出版社も読み手をなめてるんじゃないかな?
 血塗れのまま平然と出てくる叔母さん。身体がバラバラになって家のあちこちに隠されている。そうした異常をすべて受け入れる主人公。どこで笑えばいいのかさえ、さっぱりわからない。一番理解できないのは、賞を与えた日本ホラー小説大賞の審査員たち。2006年って応募作品に恵まれなかったのかな。

【サイト登録日】2009年3月1日 【ジャンル】サイコ

▽メモ1第13回日本ホラー小説大賞長編大賞受賞