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2009年第16回

おもな出来事 2009

■4月豚インフルエンザ確認(アメリカ、メキシコ)

■4月J・G・バラード死去(作家/享年78)

■6月アメリカ最大手ゼネラルモーターズが破綻

■6月新型インフルエンザのパンデミック宣言

■6月マイケル・ジャクソン死去(歌手/享年50)

■8月衆院選で民主党大勝により鳩山政権誕生

■8月『OS X v10.6 Snow Leopard』発売

■10月『Windows 7』発売

荒俣宏氏 選評(要約)

 相変わらず残虐・血みどろの話が多く、それらを無視することもできないため、苦しい選考だった。

ヤゴ
 異能というに尽きる。この人は破格の作家をめざせる大器である。

嘘神
 稀に見る快作である。未熟で、浅はかで、ぎこちない多人数の心情を、すべて一人称で語り切ってしまった蛮勇に感服した。語るべき物語が、言語ではなくエネルギーとしてほとばしる、真の意味での「表現派」が現れた。

寅淡語怪録
 読者の好奇心を刺激する勘どころを知り尽くしたプロフェッショナル、といった感じ。怪談の名手として大成してほしい。

高橋克彦氏 選評(要約)

 受賞者3名のデビューに関わることができたことを名誉に感じている。

ヤゴ
 なんという傑作と対峙しているのだろう、と陶然となった。あらゆる場面が極彩色の画像となって脳裏に残り、こういう経験はたぶんはじめてで、怖くなった。もしかすると著者は小説世界においてまったく新しい窓を開いたのかも知れない。私の選考会は『ヤゴ』1つに偏ったものとなった。

嘘神
 斬新さが際立っていた。著者の若さを思えば驚異的な才能と言っていい。

寅淡語怪録
 名人技とも言える怪異の設定も大賞に値する出来だった。『ヤゴ』がなければ躊躇なしに大賞に推していたと思う。

林真理子氏 選評(要約)

 候補作を読んでいると、いつも作者のパワーに圧倒されてしまう。とくに長編小説はそうだ。

ヤゴ
 実に奇妙な小説。読んでいるうちに、ざわざわと皮膚が反応していくような気がする。読み手の内面を刺激し、すんなりと異形のものを納得させていく手腕はたいしたもの。

寅淡語怪録
 大きな才能を感じた。この人のセンスというのはすごい。小説としてはまとめ方が今ひとつで、惜しくも大賞を逃してしまった。

第16回日本ホラー小説大賞受賞作

大賞

「化身」初刊表紙

絶望の地で肉体変化を遂げた男の奇跡

化身(「ヤゴ」改題)

受賞者:宮ノ川 顕

長編賞

「嘘神」初刊表紙

密室で死のゲームに挑む6人の高校生たち

嘘神

受賞者:三田村志郎(「てえし」改名)

短編賞

「今昔奇怪録」初刊表紙

    

今昔奇怪録(「寅淡語怪録」改題)

受賞者:朱雀門 出

 今回も三賞そろって受賞が出ました。
 大賞受賞は、短編「化身」(「ヤゴ」改題)。短編での大賞受賞は、第6回「ぼっけぇ、きょうてぇ」、第10回「姉飼」、第12回「夜市」に続く4作目となります。