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『ルインズ(上)』文庫表紙(初版)

『ルインズ(上)』文庫表紙(初版)

『ルインズ(上)』文庫帯表面(初版)

『ルインズ(上)』文庫帯表面(初版)

『ルインズ(上)』文庫帯裏面(初版)

『ルインズ(上)』文庫帯裏面(初版)

ルインズ 廃墟の奥へ(上)

The Ruins,2006

作:スコット・スミス(近藤純夫訳)

Written by Scott Smith

長編

扶桑社(扶桑社ミステリー)/本体733円+税

単行本初版:−

新書本初版:−

文庫本初版:2008年2月29日/総350ページ(38w×16L)

メキシコの密林で待ち受ける食肉植物の恐怖
6人の若者たちを襲う悪夢のようなサイバイバル劇

 学生生活最後のバカンスを楽しむため、メキシコの観光地カンクンにやってきたアメリカ人大学生のジェフとエイミー、エリックとステイシー。
 英語が堪能なドイツ人観光客のマティアスは、弟のヘンリヒと恋人の女性考古学者がコパの鉱山跡地から帰ってこないことを心配していた。
 弟を連れ戻すマティアスに同行を申し出たジェフら4人のアメリカ人と、ギリシア人観光客で英語が通じないパブロ。ピクニック気分で向かった6人は、車、徒歩とつなぎ、ジャングルへ分け入っていく。
 隠されていた踏み分け道を発見し、紅い花と緑色のツル草に囲まれた小高い丘を目指す6人。その背後から銃や弓で武装したマヤ人たちが現れ、退路を断たれる。
 切り開かれた丘の頂には無人のテントがあり、ツル草の中からヘンリヒの白骨死体が発見される。ここで何が起こったのだ? マヤ人の意図はなんだ?
 脱出を模索する6人の耳に「チチチ」と携帯電話の呼び出し音が届く。下巻へ

 登場人物たちの描き方や扱いがおざなりの印象を受け、"誰が誰やら"という不一致の感覚が中盤まで続いた。B級ホラー映画のような「没個性化」を狙った確信犯なのかな?
 そんなわけで植物の正体が明らかになる後半p265にたどり着くまで、何度か投げ出し、別の本を読んでしまった。
 後半では食肉植物の不気味さ、主人公たちの焦燥感などの恐怖が色濃く描けており、ホラーらしい展開になる。原題「Ruins」の訳語は「遺跡」なので、てっきりマヤ文明の遺跡が舞台かと思ったけど、上巻には登場しなかった。

【サイト登録日】2010年4月21日 【ジャンル】食人 食肉 植物 モンスター 廃墟 密林 ジャングル サバイバル

▽メモ1著者は寡作の人

 本書は、ミステリ小説『シンプル・プラン(A Simple Plan,1993)』以来、13年ぶりとなる第2作目です。

▽メモ2食肉草について

 描写が上下巻に分散してるので、まとめて下巻のメモに記載します。

▽メモ3映像化前提で執筆?(p6)

 巻頭の献辞に「ベン・スティラーは、未完の原稿を読んでいつも含蓄のある批評や意見を聞かせてくれた」とあります。友人関係にあるようで、映画化された際はベン・スティラー自身、エグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねています。参考サイト:IMDb:The Ruins (2008)

▽メモ4映画化

 日本ではDVDスルー。Amazon:パラサイト・バイティング 食人草